MomoM1の解剖(第2話)が終わった翌日、Claudeに「この失敗から抽出できる原則を全部書き出して」と頼みました。出てきたものを僕が削って、10個にしました。今後のEAは全部このゲートを通してからライブに載せます。
検証の鉄則
- 1. 実ティック(Model=4)以外の数字は判断に使わない。 生成ティックは同一条件で利益4.4倍・DD1/6に過大評価した実績がある。M1/M5ほど誤差が致命的。
- 2. IS成績は「作品の出来」であって「予測力」ではない。OOSゲート必須。 合格条件はIS・OOS両方プラス、OOS PF>1.0。OOS期間は開発に一切使わない。ISとOOSに相関がなければその時点で過剰適合と判定。
- 3. 1トレード期待値をスプレッドと比べる(2〜3倍以上が最低ライン)。 期待値がコスト比2倍未満だとモデリング誤差で黒赤が反転する。M1スキャルは構造的に不利。
- 4. 利益集中度を必ず見る。 上位2%が利益の84%、はNG。少数の大勝ちに依存したPFは「たまたま」の範囲で1.2にも0.9にも振れる。
- 5. 改修の前に診断。仮説はディール明細で裏取りする。 仮説が逆だと改修は全部無駄になる(実際に無駄になった)。
- 6. 掃引の前に対照実験で環境を検証する。 過去の確定結果があるEAを1本流し、数値の完全一致を見てから本番に入る。
- 7. 打ち切り基準:出口を2桁掃引して全域OOS赤字ならエッジ不在。 入口の再設計か戦略ごと撤退。サンクコストで粘らない。
- 8. ライブ開始後は早期にBT期待値との一致を確認する。 最小ロットで開始し、50〜100取引で突き合わせる。一致して赤字なら即停止。
- 9. 時間軸の桁感覚:M1のATR≈2.5pips。 ATR係数を設計するときは必ずpips換算値を併記する。「0.5×ATR」が実は1.25pipsだった、を二度とやらない。
- 10. ポンド系は全面凍結継続。 GBPUSD・GBPJPYで2敗、ロンドンブレイクも打ち切りの実績。
ポートフォリオの観点
- 実績ある構造は「H1・トレンド系・1トレード値幅大」。新規はこの近傍から作る
- 未検証のまま放置しない。ゲートを通すまでライブ禁止
- 同一ロジックの多通貨展開は、1通貨で全ゲート通過後に行う
本音
書き出してみると、どれも「当たり前」に見えます。でも当たり前を全部同時に守るのは難しくて、特に「自分が作ったEAがそこそこ勝っているように見える」ときに鉄則1と2を守るのは、かなり意志力がいります。だからこそ文章にして、ブログに貼っておきます。破ったら、その記事で自分を晒します。
(実際、この後の記事で何度か破ります。)
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